自炊は好き。YouTubeでレシピ見ながら作るの楽しいし、外食より安い。問題は、料理したあとのキッチンだ。特にコンロ周り。油を使った料理をするたびに、目に見えない油はねが飛び散ってる。でも疲れてるし、「明日やろう」が3ヶ月続いた結果、コンロ周りが触るとヌルッとする恐怖のキッチンが完成してしまった。

五徳は油のコーティングで一回り太くなってるし、コンロ横の壁はなんか黄色いし、換気扇のフィルターに至っては油が滴り落ちそうなレベル。見て見ぬふりをし続けた報いだった。

で、退去のときに敷金返ってこないかもって焦りもあって、ある日曜に丸一日かけて本気で掃除した。その体験を全部書く。あと、二度と3ヶ月溜めないための「毎日30秒ルール」も。同じ過ちを犯す前に読んでほしい。

油汚れが厄介すぎる理由を知っておく

油汚れって、放置すればするほど落ちにくくなる。これ知ってるのと知らないのとで、行動が全然変わるから説明しておく。

料理中に飛び散った油は、最初はサラサラの液体状態。この段階なら拭くだけで取れる。でも空気に触れて酸化すると、ベタベタのジェル状になる。さらに放置すると、重合反応ってやつで樹脂みたいにカチカチに固まる。こうなると普通の食器用洗剤じゃ太刀打ちできない。

つまり、

  • 当日:拭くだけで落ちる(10秒)
  • 1週間後:食器用洗剤で落ちる(3分)
  • 1ヶ月後:重曹ペーストが必要(15分)
  • 3ヶ月後:つけ置き+ゴシゴシ(1時間超)

放置するほど必要な時間と労力が指数関数的に増える。自分は3ヶ月放置したせいで丸一日かかった。当日にやってれば1分もかからなかったのに。この事実を痛感してから、「料理後30秒拭く」を死守するようになった。

3ヶ月溜めた油汚れとの格闘記録

「今まさにコンロが油でヤバい」って人向けに、自分がやった手順を書いておく。重症度別に。

コンロ天板(ベタベタ〜カチカチ)

使ったもの:重曹、ぬるま湯、キッチンペーパー、ラップ、スポンジ

  1. 重曹大さじ2+ぬるま湯100mlで重曹ペーストを作る
  2. コンロ天板全体にペーストを塗りたくる。厚めに
  3. 上からキッチンペーパーを被せて、さらにラップで覆う(ラップパック)
  4. 20〜30分放置。重曹のアルカリ成分が油を分解してくれる
  5. ラップとペーパーを剥がして、スポンジでこする。面白いくらい油が浮いてる
  6. 水拭きで仕上げ

これで8割くらいは落ちた。残った頑固な焦げ付きは、クレンザー(ジフ)をちょっとつけてこすったら取れた。

五徳(油が層になってカチカチ)

五徳は一番ヤバかった。油が何層にも重なって、原形がわからないレベル。

使ったもの:セスキ炭酸ソーダ、大きいビニール袋、お湯、古歯ブラシ

  1. シンクに大きいビニール袋を置いて、お湯(50℃くらい)を溜める
  2. セスキ炭酸ソーダを大さじ3投入。しっかり溶かす
  3. 五徳をドボンと入れて、2時間つけ置き
  4. 取り出して古歯ブラシでゴシゴシ。お湯の中でふやけた油がボロボロ取れる
  5. 落ちない部分は重曹ペーストを塗ってさらにこする

重曹じゃなくてセスキ炭酸ソーダを使うのがポイント。セスキの方がアルカリ度が高くて、ガンコな油にはこっちの方が効く。100均で普通に売ってる。

換気扇フィルター(油が滴るレベル)

自分が一番苦労したのがここ。フィルターを外してみたら、網目が油で完全に埋まってた。換気してたつもりが、もはや換気できてなかったと思う。

セスキ炭酸ソーダ水(お湯1リットルにセスキ大さじ1)をスプレーボトルに入れてフィルターにシュッシュ。ビニール袋に入れて2時間放置。その後、古歯ブラシと食器用洗剤でこすり洗い。これを2回繰り返して、ようやくフィルターの網目が見えるようになった。

壁の油はね(黄色い膜)

コンロ横の壁が黄色っぽくなってることに掃除するまで気づかなかった。慣れって怖い。

キッチン用マジックリンをスプレーして5分放置→ぬるま湯で絞った雑巾で拭く。これで落ちた。壁紙の材質によっては色落ちするから、まず目立たない場所でテストしてから。自分の場合はビニール壁紙だったから問題なかったけど、紙製の壁紙だと染みになることもあるらしい。

れんの失敗メモ

最初、油汚れにクエン酸を使った。全然落ちなかった。あとで調べたら、油汚れはアルカリ性(重曹・セスキ)が正解で、クエン酸は酸性だから水垢用だった。この2つを逆に使う人、自分以外にもいると思う。覚え方:「油にはアルカリ、水垢には酸」。これだけ覚えとけばOK。

二度と溜めない「毎日30秒ルール」

丸一日かけてキッチンをリセットしたあと、「二度とあんな思いはしたくない」と誓った。で、始めたのが「毎日30秒ルール」。

料理が終わったら、キッチンペーパーに食器用洗剤を1滴垂らして、コンロ天板を拭く。以上。30秒で終わる。

コツは「コンロがまだ温かいうちに拭く」こと。温かいと油が柔らかいからスッと取れる。冷めて固まると倍の力がいる。だから料理→食べる→片付け、じゃなくて、料理→コンロ拭く→食べる→食器洗いの順番がベスト。

これを始めてから3ヶ月、コンロは常にサラサラの状態をキープできてる。30秒×毎日って、月に換算しても15分。3ヶ月溜めて丸一日かけるのとは天と地の差。

あと、週1回だけ五徳を外して食器用洗剤で洗うようにしてる。毎日拭いてればそこまで汚れないから、スポンジでさっとこするだけで終わる。5分。換気扇フィルターは3ヶ月に1回交換式のやつに変えた。300円くらいで売ってる。汚れたら捨てるだけだから掃除不要。

油汚れに使えるアイテムランキング

順位アイテム価格得意な汚れ使い方
1位重曹100円(100均)コンロ天板、軽い油汚れペースト or 水溶液
2位セスキ炭酸ソーダ100円(100均)五徳、ガンコ油、換気扇つけ置き or スプレー
3位食器用洗剤150〜200円当日の軽い油はね直接拭く
4位キッチン用マジックリン300円くらい壁の油はねスプレー→拭く
5位クレンザー(ジフ)200円くらい焦げ付きつけてこする

全部合わせても1,000円以内。油汚れ対策って、実は金かからないんだよね。必要なのは「やる気」と「早めの対処」だけ。

退去時のキッチン掃除をもっと網羅的に知りたい人は退去掃除チェックリストに全部まとめてある。敷金返してもらうためのテクニックも書いた。キッチン洗剤の選び方は食器用洗剤の比較ページで価格比較できる。

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